小倉駅ナカ蚤の市・『ザ・トゥルー・コスト』上映会。

3/27、小倉駅ナカ蚤の市に立ち寄った。古道具と古本の、夢のような市。全然時間が足りなかった・・・

最近、ますます古いものへの興味がわき、特に古本・・・魅力的に見えて仕方ない。

古本屋さんに行っては、古本を買い、どんどんと古本が増えていく。読めてないものもたくさんある。

けど、自分の本棚にお気に入りの本が並ぶと嬉しくて、古本のもつ哀愁漂う感じ。あの雰囲気がとても好きだ。長い年月、静かにそこに在ったというその佇まいは、見ていてとても惚れ惚れする。特に主張せず、静かに存在するものって、本当に素敵だ。

蚤の市では、古本や檸檬さんのブースで、以前から気になっていた『マルドゥーン詩選集』をみつけ、即購入。

今井書店さんやあいろくさんなども・・・ずっとまわっていたかった。

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その後、cafe creamで行われる『ザ・トゥルー・コスト』上映会へ。

フェアトレード試食会主催で行われた上映会で、会場にはたくさんの人が集まった。

今までに、食や住まいのことについて考える機会はあったのだけど、「衣」について考える機会って、あまりないもので、今回この上映会に参加してみて、「衣」を意識する良い機会になった。

衝撃的な映像もたくさんあって、今の生活の中でよく目にする服(企業)の裏側がこんなんだったんだ・・と、恐怖を感じることに。

「ファストファッション」の「fast」はやい、急速なという意味は、言葉からして気味が悪い。モノを作るというのはそもそも時間がかかるし、エネルギー(例えば、労力など)もかかる。

なので、矛盾しているし、違和感も感じる。

自分がモノを作り出してようやくわかったことでもあるけど、モノはそのモノの見た目だけじゃなくて、その裏側にいろんなストーリーがある。

「ファストファッション」の場合は、その裏側にあるのものがあんなに悲惨な状況で、ただ、このような社会の流れにしたのは、私たちひとりひとりの責任もある訳で、他人事ではない。自分の責任でもある。そこは意識して、自分の生活を見直さないとと思う。

普通に物を買って生活して、だれにも迷惑かけてないように思っていても、知らず知らずのうちに犠牲になるものがあったりして、人の欲のために苦しんでいる人がいる事実って、すごい最低なことで、自分もそのようなことしているのだ・・・と思うと、自分にもげんなりとなる。

すぐに変えることは難しいので、生活のちょっとしたところに、敏感になったり、気づくことが大切だし、まずはそこからだ。

 

今回のテーマは、「衣」に関してだったけど、「衣」以外にも生活の中で思いとどまる部分は、たくさんある。

例えば、私はよく使ってしまうけど、携帯。最近は、LINEやメッセンジャーとか、いろいろなアプリが出てきて、無料で気軽にひとと連絡がとれやすい。この連絡のとれやすさも、いい部分はあるのだろうけど、今までの人間関係の成り立ちを崩していくように思う。(・・・って、こんなこと言いつつ、本当によく利用してしまう。いやだなぁ。)

身近ではない人を身近な人のように錯覚してしまったり。連絡とれにくいことの方がいい場合だってある。手紙なんて、手紙を書いて、送って、届くまでに数日かかる。その時間のかかり方が良いものでもあるし、言葉にするには難しいけど風情がある。

今の時代は、物も情報もありふれ過ぎて、そのたくさんの中から、自分で選択して使って生きている。それは、結構難しいことだし、ぶれやすくもなるし、変なところにいってしまうこともあったりして、大変なことだ。(私はよく血迷う)

だから、自分の好きなモノや好きなひとは大切にしたいし、そういうモノや人との時間は大切に守りたい。そうすることが、ちょっとした自分の軸になるように思える。

相変わらずまとまってないけど、そんなことを考える時間だった。そんなことを考えるきっかけをありがとうございました。

すぐ流されて、大切なことを見失いがちだけど、こういう機会で「はっ。」と気づかされて、またいろいろ考えながらぼちぼち歩んでいく。その繰り返し。

 

日々、敏感でありたいものです。